Retrospectiva導入メモ
意外と使われていない「個人用trac」活用のすすめ | ランサーズ社長日記あたりを参考に、個人用のプロジェクト管理ツールの導入を思い立ちました。今回は、Ruby/Railsの勉強を兼ねて、Ruby on Railsベースの「Retrospectiva」を試してみました。インストールそのものは、Quick Installの手順通りで特に問題なく完了しましたが、Retrospectiva起動後の操作方法に少し戸惑ったので、試行錯誤の結果をメモしておきます。
# 私はtracを触ったことが少ないので、tracとの共通点・相違点については把握できていません。
導入したバージョン
最初、安定版の1.0.3を入れてみましたが、これは日本語リソースには対応していないようです。後で開発版の1.1 second preview を試したところ、メニューが日本語化されることを確かめました。
(後の記述は1.1ベース)
動作環境の概要は以下の通りです。
- Ubuntu 7.10
- Ruby ruby1.8/1.8.6.36-1ubuntu3 (apt-getからインストール)
- RubyGems 1.0.1 (ソースからインストール)
- Ruby on Rails 1.2.6 (RubyGemsからインストール)
- MySQL mysql-server/5.0.45-1ubuntu3.1 (apt-getからインストール)
- Subversion subversion/1.4.4dfsg1-1ubuntu3 (apt-getからインストール)
今回は、とりあえず動作確認ということで、ruby script/server で起動しています。今後Apacheとの統合を試みる予定です。
管理者ユーザでのログイン
username=admin, password=password としてログインする。
この時点では、"No projects available" と表示される。
初期設定→言語の選択
adminでログインした後で、画面右端の「Admin」を選択して、管理者メニューに移る。
ここで「Setup」を選択し、初期設定を行う。
- Global locale: 「日本語 (Japanese)」を選択すると、メニューなどが日本語になる。
リポジトリ登録
管理画面から「リポジトリ一覧 (Repositories)」を選択し、新規のリポジトリを作成する。
ここでは、svnadmin createによって作成済みのSubversionリポジトリをRetospectivaに登録する作業を行う。
主な入力項目は、
- Subversionのリポジトリが格納されているパス ("/var/svn-repos" のような形式)
- 登録したリポジトリを参照するための名前
プロジェクト作成
管理画面から「プロジェクト一覧 (Projects)」を選択し、新規のプロジェクトを作成する。
ここで、先ほど登録したリポジトリを選択することで、プロジェクトにSVNリポジトリを関連付けることができる。
グループ作成
管理画面から「グループ一覧 (Groups)」を選択し、新規のグループを作成する。
ここで、先ほど作成したプロジェクトを選択することで、このグループに所属するユーザはプロジェクトに参加することができるようになる。
ユーザ作成
管理画面から「ユーザ一覧 (Users)」を選択し、新規ユーザを作成する。
このとき、先ほど作成したグループ名にチェックすることで、作成したユーザがグループに所属するようになる。