Xen実験 (FC5+FC5)

先日の実験で、Fedora Core 5をdom0, Slackware 10.2をdomUにしてdomUを起動したところ、ブート時にxennetモジュールが正常に組み込まれないという事象が発生しました。

とりあえず原因を切り分けるために、以下の方法でdomUをFC5に変えて実験してみました。

  • dom0と同じマシン上の空きパーティション上に、DVD-ROMから通常通りFC5をインストールする (grubはインストールしない)。
  • dom0でブートした後、Xenの設定ファイルに、domU用にFC5をインストールしたパーティションをhda1として扱うように記述する。

設定ファイルの中身は以下のようになります。

name = "vm_fc5"
memory = "256"
kernel = "/boot/vmlinuz-2.6.16-1.2080_FC5xenU"
ramdisk = "/boot/initrd-2.6.16-1.2080_FC5xenU.img"
disk = ['phy:hda12,hda1,w']
vif = ['']
root = "/dev/hda1 ro"

これでdomUを起動したところ、domU上で問題なくネットワークが使えることを確認しました。ということで、Slackwareとの組み合わせで発生した問題は、FC5とSlackwareのブートプロセスの違いが原因のようです。
現在の私のスキルではこれ以上の原因究明は難しいと判断して、とりあえずこの問題は保留にしたいと思います。