Ubuntu 6.10 + Xen を試してみた

ここしばらくVMware, coLinuxLinux関連の仮想化について試してきた延長上から、今度はXenを試してみました。Fedora CoreXenの組合せは以前試したことがあるので、今回はUbuntuで挑戦してみます。動作環境は、dom0/domUともUbuntu 6.10です。どちらもUbuntuなので面白みはありませんが、まずは感触をつかむのが目的ということで。

作業にあたっては、以下のページの情報を参考にしました。
https://help.ubuntu.com/community/XenVirtualMachine/XenOnUbuntuEdgy

上のページの記述通りに作業したら特に問題なく動作に成功したので、これといったネタはないのですが、作業の過程で以下の発見がありました。

  • mkinitramfsコマンドによるinitrdイメージの作成 (initrdについては良く理解していないので、今後勉強予定)
  • ディスクイメージ作成時に、ddコマンドにseek=を指定することにより、実際に書き込まれた部分だけディスク領域を確保 (sparse fileと呼ぶらしい/これについても後で調べる)
  • debootstrapによるdomU環境の構築

最後のdebootstrapについては、Debian由来のツールで、最小限の動作に必要な.debファイル群をFTPサーバから取得して、指定したディレクトリに展開するという動作をするようです。シェルスクリプトのみで書かれていることから、いろいろな用途に使えそうです。

特に後者については、QEMUなどの他の環境を経由する必要がないこと (おそらく) と、必要最小限のイメージを作れることから、かなり有用そうです。coLinux用のUbuntuイメージについては以前作成したため、これについてはUbuntuの次期バージョンがリリースされてから試してみたいと思います (その頃にやる気があれば…)。