VMware Playerの上にFedora Core 6をインストール
実家にはPCが1台しかないので、Windows環境とLinux環境を同時に使えると便利です。ということで、実家PCのWindows XP上にVMware Playerを入れて、その上にFedora Core 6をインストールしました。以下は作業メモです。
- ハードウェア環境
- ソフトウェア環境
- Windows XP SP2 (ホストOS)
- VMware Player version 1.0.3
- QEMU on Windows 0.8.2
- Fedora Core 6 (ゲストOS)
- VMware Tools 5.5.3
- 参考URL
- 本当に無償で使える「VMware Player」: 基本的な作業手順と設定ファイルの作成方法について、このページの情報を使わせていただきました。
- PCルネサンス 第2回 VMware Playerの仮想マシン環境をカスタマイズ: このページの情報を用いて、FC6のDVDイメージを仮想DVD-ROMとしてマウントしました。
- Installing VMware Tools in Fedora Core 6: このページの情報に従ってVMware Toolsをインストールしました。
VMware Playerを全画面表示したときのちょっとした問題として、常に画面上部にVMware Playerのツールバーが表示されているために、GNOMEのパネルが隠されてしまいます。とりあえずの解決方法として、パネルのプロパティ画面で、パネルを左に移してみました。ちょっと使いづらいですが、慣れれば何とかなるでしょう。
本当は、パネルを少しだけ下に移したり、画面サイズを全画面より少しだけ小さくしたいところですが、今のところ良い手段が見つかっていません。
(以下、作業手順メモ詳細編)
作業手順1. 空のディスクイメージ作成
QEMUに含まれるqemu-img.exeを使って、空のVMware用ディスクイメージ (*.vmdk) を作成する。今回は、システム用 (/, /boot, swap) とデータ用 (/home) にそれぞれ1つずつディスクイメージを用意した。
> qemu-img.exe create -f vmdk f:\vmware\FC6\FC6-sys.vmdk 15G > qemu-img.exe create -f vmdk f:\vmware\FC6\FC6-data.vmdk 10G
作業手順2: VMwareの設定ファイル作成
以下の内容で、VMware用 FC6.vmx を作成する。基本的な内容は参考URL1をベースに、参考URL2の情報に従って、DVDイメージをマウントするように変更した。
config.version = "8" virtualHW.version = "3" memsize = "256" ide0:0.present = "TRUE" ide0:0.fileName = "FC6-sys.vmdk" ide0:1.present = "TRUE" ide0:1.fileName = "FC6-data.vmdk" ide1:0.present = "TRUE" ide1:0.fileName = "F:\archive\linux\FC-6-i386-DVD.iso" # ISOイメージファイル名 ide1:0.deviceType = "cdrom-image" # ISOイメージ使用の指定 ethernet0.present = "TRUE" ethernet0.connectionType = "nat" usb.present = "TRUE" sound.present = "TRUE" sound.virtualDev = "es1371" displayName = "Fedora Core 6" guestOS = "other26xlinux" nvram = "filename.nvram" scsi0:0.redo = "" ethernet0.addressType = "generated" uuid.location = "56 4d b0 d6 e8 61 81 5f-f3 02 48 0a 2e 75 39 76" uuid.bios = "56 4d b0 d6 e8 61 81 5f-f3 02 48 0a 2e 75 39 76" ide1:0.autodetect = "TRUE" ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:75:39:76" ethernet0.generatedAddressOffset = "0" checkpoint.vmState = "" tools.remindInstall = "TRUE" ide0:0.redo = "" ide0:1.redo = ""
作業手順3: ゲストOSのインストール
作成したvmxファイルを指定してVMware Playerを起動すると、FC6のインストーラが起動するので、通常のFC6と同様の手順によりインストールを行う。
ここでは、以下のようにパーティションを指定した。
- /dev/hda (FC6-sys.vmdx)
- /dev/hdb (FC6-data.vmdx)
- /dev/hdb1: /home 10GB (ext3)
ネットワークの設定については、VMware Player本体の設定で「NAT」を選択し、ゲストOS側の設定でDHCPを指定することで、ホストOS-ゲストOS間の通信およびインターネットへの接続ができることを確認した。