coLinux + Ubuntu 6.10

先日インストールしたVMware+FC6 について、しばらく触ってみたところ、常用するにはちょっと重い (特に、ブラウザやテキストエディタのレスポンスが遅い) のがどうにも気になるので、この際coLinuxを入れてみました。

coLinuxは以前使っていたことはありますが、最近はWindowsマシンとLinuxマシンの2台体勢になったため、しばらく使っていませんでした。今回、以下の構成でcoLinux環境を構築しました。

Ubuntu 6.10 がすでに同一PC上に (ネイティブな環境で) インストール済みのため、今回はこれをベースにすることにしました。大まかな手順は以下の通りです。

  1. LinuxのライブCD (今回は Ubuntu 6.10 Desktop CD を使用) から起動して、インストール済みのUbuntuルートパーティションをファイルに書き出す。
  2. ルートイメージをループバックマウントして、coLinuxからの利用のために、デバイスファイル (/dev/cobdX) の書き換えと、/etc/fstab の書き換えを行う。
  3. Windows上で、このルートイメージを仮想HDDとして使うようにcoLinuxの設定ファイルを編集する。

今回のはまりポイント

  • 最初 coLinux 0.7.1 (stable-20061210) で試してみたが、起動途中でハングアップした。おそらく設定次第で動くと思うが、とりあえずcoLinux 0.8.0 (devel-20061003) で何も考えずに動いたので、今回はこれ以上追求しないことにする。
  • XmingからXDMCPを使ってcoLinux+Ubuntuにログインするためには、/etc/gdm/gdm.conf をいじってXDMCPを有効にするとともに、Windowsファイアウォールの設定で、16001/TCP を開放する必要がある (以前も同じ問題ではまった記憶が…)。

インプレッション (VMware Player + FC6 との比較)

  • レスポンスに関しては多少有利 (何とか常用に耐えるレベル)
  • VMware Player上でXサーバを起動する場合と比較すると、マウスカーソルをWindowsLinuxの間で自由に行き来できるのは便利 (VMware Playerでは、Ctrl+Altで切り替える必要あり)
  • 使えるようになるまでのセットアップ作業はVMware Playerに対して圧倒的に面倒 (coLinux専用のディスクイメージやインストーラが提供されていない場合)
  • 安定性に関しては未知数

スクリーンショット (Xmingから、coLinux+Ubuntuにログインしたところ)